機器とケースを預かって緩衝材を設計
材料:(本体)ポリエチレンフォーム A-8灰
(フタ)ウレタンフォーム F-2 プロファイル
サイズ:(本体)495×705 mm、厚み 165 mm
(フタ)495×705 mm、厚み 60 mm
加工方法:プロッタ、貼合せ
こちらは中に収納する機器類一式とアルミケースをお預かりして
緩衝材の設計からお任せしていただきました。
機器の位置関係はご指示いただきましたが、
加工する際に最低限確保したいホール間の壁の厚みがあるため、
収納できない機器が発生しました。
そこで、ケースの深さに余裕があったので、
機器の下の階層にも収納できるような設計にしました。
上下になる製品がそれぞれ緩衝しないように、
アルミケースの深さに収まるように、
階層ごとに厚みを設定しています。
フタに収めたスポンジは、ウレタンフォームのプロファイル品です。
少し見づらいですが、表面が凸凹しています。
ホームセンターやECサイトなどでケースを購入すると付属品として付いている、
よく見るアレです。
今回は付いていないケースでしたので、
在庫のF-2の20 mm厚プロファイル品に通常のフラットなF-2を貼って厚みを調整しました。
ちなみに、プロファイルの凹凸の比率は変えることができます。
在庫のプロファイルは1:1の比率です。
(山と谷が10 mmずつ)
そして、1枚の材料から2枚同じ比率のものが作られるのです。
どんな加工をしたら凸凹になって、しかも1度に2枚作られるのか不思議ですよね。