展示会用キャリー for パリ・NEKO・コレクション2017
3月8日~3月14日まで、渋谷Bunkamuraで開催されている
『パリ・NEKO・コレクション2017』に、お客様が出展されています。
兵庫県の酒問屋さん、光明兼光本店様です。
社長の内海様は、お酒のボトルに彫刻、着色を施しての販売もされているそうです。
展示の作品は、”NEKO(猫)”がテーマで、
とてもアーティスティックな作品となっております。
こちらはワインボトルです。
私は、個人的に、いちばん左の黄色と赤の作品が、スペインぽくて好きです。
こちらは、清酒の瓶に彫刻した作品です。
可愛らしい感じですね。
しろまるひめは、ゆるキャラでしょうか。
日本酒が好きなので、瓶の中身も気になるところです。
飲み終わったあとも、お部屋に飾ったり、お花を飾ったり、いろいろ楽しめますね。
是非、展示会に足を運んでみてください。
写真の他にも素敵な作品に出会えるかもしれませんよ。
今回、内海様から、この作品を運ぶためのキャリーケース製作のご依頼をいただきました。
お問合せいただいたときは、まさか展示会の作品を搬送するとは思ってもいませんでした。
てっきり、営業でいろいろ回られるときにお使いになられるのかなと。
瓶のサイズを確認するために、同じサイズの瓶を送っていただいて、
内海様がご用意されたイメージ図を基に、
緩衝材のサイズ、デザインとキャリーケースのサイズを決めさせていただきました。
今回はキャリーケースも手配しました。
ケースの在庫の関係上、3台とも違うカラーになってしまいましたが。。。
普通に市販されているスーツケースです。
色は、写真のガンメタリックと、ネイビー、ダークレッドがあります。
なかなか渋めのステキな色合いでした。
で、中の緩衝材は。。。
内海様に写真を送っていただきました。
素材は、ポリエチレンフォームLD-45黒を使用しています。
低臭・軽量LDPE(低密度ポリエチレン)フォームです。
サイズも大きく、中にお酒の入った瓶を入れるので、
緩衝材自体が重くならないように、
また、ケースを開けたときに、ポリエチレン独特の臭いが気にならないように、
LD-45でご提案させていただきました。
右側の清酒の瓶は、立てて7本収納、
左側のワインボトルは、上下2段で、1段に各4本、合計8本収納できる仕様になっています。
下の段はケースに固定、上の段はリムーバブルになっています。
スーツケースは、キャスターや取手など、いろいろな部品の凸凹があって、
緩衝材のサイズ決めが難しいところです。
ケースのサイズに収まっていても、
内部の凹凸に当たって閉まらない!ということもあります。
かといって、スカスカだと中で物が遊んで、散乱してしまうなんていうこともあります。
収納物によっては、中で破損ということもありますので、
どんな材質で、どんな使い方をするのかなど、いろいろ考えてデザインしています。
採寸から、デザイン、サイズ調整、製作といった作業を経て、
1つの緩衝材が完成したときは、
達成感もあり、製作に関わってくれた人への感謝の気持ちでいっぱいです。
出荷のときは、手放すのがさみしくなりました。。。