Zoomバーチャル背景が使えない問題を解決!しようと作ってみました
お客さまとの商談、社内会議、大学の授業など、
オンライン会議ツールを使っていて困ったことはありませんでしたか?
たとえば、バーチャル背景がうまく設定できなくて
ガッカリしたことはなかったでしょうか。
そこで、なんとしてでもバーチャル背景を使って、
もっとオンラインライフを楽しむための道具を作ってみました。
新型コロナウイルスによりオンライン会議ツールが一気に注目を浴びました。
中でもZoomは「Zoom飲み会」のような新しいワードが生まれるほど、
特に話題となったツールのひとつです。
私も流行に乗って実際に数回使ってみましたが、
「これは便利、おもしろい」と思った反面、困ったこともありました。
自宅だとプライベートな空間が映ってしまうということです。
場所を選べばそれなりに見られても困らない背景を作ることができますが、
コンセントやデスクの位置などの動かしようのない制限がある場合、
部屋の中の映り込みを思うようにコントロールできないこともあります。
友人であれば許容範囲でも、会社の上司や同僚、初めてお会いする方だと、
「家の中を見られるのは抵抗がある」とか、
「わざわざ片付けるのも面倒」とか思われる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そんなとき、Zoomには「バーチャル背景」という
とても便利な機能があることをある人から教えていただきました。
風景やアニメ、ゲーム、ブランドのものなど、
いろいろなバーチャル背景が無料で配布されていると聞き、
速攻で検索して気に入ったものをダウンロードしました。
これで安心!と、意気揚々バーチャル背景を設定した瞬間、
私の期待が打ち砕かれてしまいました。
そうです。この現象です。
背景が顔に載って、気持ち悪いんです。
バーチャル背景設定前の状態はこちらです。
会社の休憩室の白い壁を背景にしました。
カレンダーやコンセントなど、邪魔になるものでいっぱいです。
これではせっかくのバーチャル背景機能が使えない!
どうしたらこの機能を存分に活用できるのかと思い、調べてみました。
Zoomのヘルプには「緑色の画面で、照明を均一に当てる」というコツが書いてありました。
Zoomの背景設定画面にも「特色ビデオの背景が必要です。緑色が好ましいです。」
と表示がされていました。
緑色の布や紙を使って工夫されている方もいらっしゃいました。
本格的なクロマキーの購入サイトもありました。
ただ、布や紙を掛けたり貼ったりする場所が必ずあるとも限りませんし、
プロではないのでクロマキーを買うほどでもないという場合もあるかと思います。
そこで、背後がどうなっていようと使えるようなクロマキーが作れないかと考えて、
作ってみたのがこちらです。
【どこでもクロマキー】です。
プラスチックダンボール(プラダン)を使用。
サイズは約850X1070 mm(広げた状態)
普段は折りたたんで半分の大きさにできるようにしました。
また、2枚のプラダンを繋いでいる蝶番が邪魔にならないように
中央から下に寄せて取り付けました。
これをどのようにして使うかといいますと、背負うのです。
肩のベルトはどんな服装でも違和感のないように透明軟質塩ビを採用。
ベルトの長さは調整できるようにマジックテープで留めるようになっています。
どちらも会社で普段加工している材料です。
(ゴム、スポンジ、プラスチックを加工している会社です)
緑のクロマキー【ミドマキー】でバーチャル背景を設定してみました。
顔がピンクですね。。。赤みが強く出てしまうようです。
日本人は緑より青のほうが肌の色に合うということなので、
青色のクロマキー【アオマキー】でも試してみました。
顔が黄色っぽくなりますね。。。
やっぱり照明が必要なのかもしれないと思い、
100円ショップでクリップ付のLEDライトを購入しました。
ライトの効果は良くわかりませんが、
もっとこだわりたい場合はライトの場所や角度などの調整が必要かもしれません。
ミドマキーはまだまだ赤みが強いです。
多少の不満足感はあるものの、プライベート空間を人様の目に晒すこともなく、
それなりにバーチャル背景も楽しめるので、とりあえず良しとします。
【どこでもクロマキー】いかがでしょうか。